ぼくのネコ
ネコと過ごした日々の記録。
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ぼくのネコはじぶんかって
ぼくのネコはじぶんかって。


ネコはたまに、グチをいう。
「あいつはもっと、自覚を持ってくれないと。」

あごをさすりながら、
ななめにかまえて話すネコ。

ネコはこう見えてもデキるやつなので、
ネコだけど仕事をもっている。

ぼくは「まぁまぁ」といいながら、
ネコのコップに豆乳を注ぎつつ話を聞く。



ある日、ぼくはネコに仕事を頼んで出かけた。

ネコはこう見えてもデキるやつなので、
けっこう重要な用件をたのんだりする。

だけど、帰ってみると、
どうにもやった気配が感じられない。

ネコはソファのクッションにうずもれて豆乳を飲みながら、
「豆乳はおいしいですなぁ」
なんて言いながら目を細めてる。

ぼくは「ねぇ、頼んでおいた件、大丈夫?」と聞いた。

ネコは、『なんの話?』という顔をしたあとに、
「もちろんだとも!」と言いながら、
奥の部屋に消えていった。


そんなとき、ぼくは思う。

『もっと自覚をもってくれないと』って。

| ぼくのネコ | 00:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
ぼくのネコは星をもってる
ぼくのネコは星をもってる。

あまい海をこおらせたみたいに、
半透明でほんのり白くてピカピカしたやつ。

空よりもっと高いところにあるから、
ネコはさわれないんだけど、
ネコがさわらないから、とけない。


ネコだけの星だから、
ほかのだれにも見えないんだけど、
ネコには見えるから、
それはたしかにそんざいしてる。

ネコにしか見えないから、
ぼくには見えないんだけど、
ネコには見えるから、
ぼくにもそれが見える。


ぼくはたまに、
星が高いところにあってよかったとおもう。

うっかりさわって、
とかしてしまうことがないから。


今日もぼくのネコの星は、
あまい海をこおらせたみたいに、
半透明でほんのり白くてピカピカしてる。



| ぼくのネコ | 02:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
ぼくのネコは絵がうまい
ある日のぼくはブルーだった。

なにもかもイヤになって、
一日中冷たい床に寝転んでいた。

そんなぼくの横で、
ネコはひたすら絵を描いていた。

ふたりとも朝から何も食べていない。
近所から晩ご飯のおいしい匂いがする頃、
ぼくはしぶしぶ起き上がってネコに聞いた。

「おなか、すいたでしょう」

ネコは思い出したようにおなかに手を当てて、
わざとらしく切なそうな顔をした。

悪かったな、とも思ったけど、
気楽で良いよな、とも思った。

「あぁ、ブルーだ‥」と、つぶやきながら、
フラフラ立ち上がったぼくにネコは言った。


「空色?」


そうか、空色か。
そう思ったら、気持ちが少し軽くなった。


いつもより遅い晩ご飯をテーブルに並べていたら、
ネコがニコニコしながら何かを抱えて持ってきた。

はい、と渡されたのはカレンダーの裏に描かれた絵。

「何を描いたの?」

と聞いたら、ネコはぼくを指差した。
そう言われて見ると、寝転んでいるぼくのようにも見えた。

背景が空色に塗られていて、
ぼくはまるで、空に浮かんでいるようだった。

JUGEMテーマ:小説/詩


| ぼくのネコ | 18:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
ぼくのネコはナルシスト
ぼくのネコはナルシスト。

ある日ふたりで買い物に出かけたら、
通りすがりのぼうし屋さんで
ネコがだまって頭をさしだしてきた。

横を見ると赤い花のついたぼうし。
ぼくはだまってネコの頭にのせた。

ネコは嬉しそうな顔で鏡の前に行き、
誇らしげな顔でぼくのところに戻ってきた。

「なんでも似合いますなぁ」と言いながら、
次々と違うぼうしを持ってくるネコ。

頭にのせるたび『どうだ!』という顔をするので、
ぼくはそのたび『いいね』という顔をしていた。

32個目のときはさすがに疲れて
プイと横をむいていたら、
ネコはそっと近づいてきて、
ぼくの頭につばの広いぼうしをかぶせ、
「ぼうしが似合いますな」と言った。

ネコなりに気をつかっているのかな と思って、
「ありがとう」と言おうとしたぼくに
ネコが続けた言葉は
「ボクの次にね」だった。

その夜ぼくは、
ネコがこっそり冷蔵庫にしまっていた抹茶プリンを
ひとりでこっそり食べた。


---
ぼくのネコと赤いぼうし
| ぼくのネコ | 02:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
ぼくのネコはわすれんぼ2
ぼくのネコはやっぱりわすれんぼ。


ある日ネコと中華料理店に行った。

ぼくは手羽先の五穀がゆスープを、
ネコは黒ゴマ坦々麺を注文した。

ネコは運ばれてきたそれを一口食べ、
この坦々麺は辛いね、と言った。

「すごく辛いの?」
「ううん、ちょっと」
「坦々麺というのは辛いものだよ」

ネコは『はつみみだ』という顔をしたけれど、
ぼくは『みみたこだ』と思った。
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ぼくのネコはわすれんぼ
| ぼくのネコ | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
ぼくのネコとぼくのネコ日記
ある日ネコが、ぼくのネコ日記を読んでいた。

ぼくが「どう?」と聞いたら、
ネコは少し考えて「おにぎり」と言った。

また書こうと思った。
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ぼくのネコとおにぎり
| ぼくのネコ | 21:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
ぼくのネコとゆでたまご
ぼくのネコは義理堅い。


ある日ふたりでピクニックに行ったとき、
ネコにお弁当の殻付きゆでたまごをあげた。

そしたらネコは「ブツブツコウカン」と言いながら、
口から出したサクランボの種をぼくの手に乗せてきた。

ぼくは『なんで・・・?』と思いながら、
カラになったお弁当箱にそれを入れておいた。

そのあとネコは持参したおにぎりだけ食べて、
ゆでたまごは残したようだった。

ぼくはちょっと悲しくなった。


それから1ヶ月くらい経った日のこと。
ネコの部屋から異臭がしてきた。

“群馬産舞茸”と書いてあるダンボール箱の中を見たら、
白い手ぬぐいに包まれたヒビ割れゆでたまごが入っていて、
ヒビからは緑色っぽい液体が出ていた。

「これは一体どうしたの」とネコに聞いたら、
「そろそろ生まれるみたいだよ」と答えた。

ゆでたまごからはヒヨコが生まれないことを説明して、
しぶるネコにそれを捨てさせた。


落ち着いたネコがふと思い出したように言った。
「サクラの木はどうなった?」

 あ・・・!

そのとき気が付いた。
ネコがくれたサクランボの種の意味。

ぼくは「ごめんね」とあやまって、
勘違いして捨ててしまったことを説明した。
サクランボは桜の木に成るのじゃないことも。

ネコは細い目になって1分くらい沈黙したあと、
トコトコ冷蔵庫に行って何かを食べ、
口からおおきな種を取り出して「ハイ」とくれた。

ぼくが熟すのを心待ちにしていた、
お中元にもらった最高級マンゴーの種だった・・・。
| ぼくのネコ | 18:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
ぼくのネコとおにぎり
ぼくのネコはおにぎりを握ったことがない。

そんなネコのために、
おにぎり会を開くことにした。

「おにぎりはね、しあわせのかたまりなんだよ」と言いながら、
ぼくはきゅっきゅと炊きたてごはんを三角に握った。

それを真似して、ネコもきゅっきゅとごはんを握った。
あんまり三角じゃなかった。

ふたりでごはんがなくなるまで握った。

ネコは山になったおにぎりの中から、
ひときわ三角じゃないのを選び出して、
「ハイ、はつぎり」と渡してきた。

ぼくはおごそかにひとくち食べ、
「うん、しあわせの味がする」と言った。

ネコはヒゲをピンピンッと持ち上げ、
ほこらしげな笑顔になった。

またおにぎり会をしようと思った。
| ぼくのネコ | 18:12 | comments(24) | trackbacks(0) |
ぼくのネコは猫が好き
ぼくのネコは猫が好き。

しっぽとか
にくきゅうとか
ふあふあのおなかとか

見せるとよろこぶ。


ぼくはネコがよろこぶと思って
ネコの写真をたくさん撮って見せたら
なんだかイマイチな顔をしていた。

草原の中うずくまっていたり
蟻の巣穴をほじくったりする
ベストショットだったのだけど。

ネコは猫が好きなのに
ネコの写真はあまりよろこばないらしい。


ある日ぼくは子猫を連れてきた。
「ぼくとネコの猫だよ」と言って
ネコに抱かせたらすぐになついた。

ネコは猫に好かれるらしい。

そしたらネコは
「猫というのはだね、
 猫好きな人がわかるのだよ」
とうれしそうにヒゲをピンと伸ばして言った。

だからぼくは
「ネコもネコを好きな人がわかるの?」と聞いた。

ネコが「わかるとも!」と言ったので
ぼくは少し安心した。
| ぼくのネコ | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
ぼくのネコは意外とモノシリ
ぼくのネコは意外とモノシリ。

近所の串屋さんで晩ご飯を食べていたら、
口の周りにビールの泡をつけたネコが、
突然ふしぎなことを聞いてきた。

 ドナルドさんって知ってる?

そんな知り合いはいないな、と思って、

 ダック?マック?

と聞き返しながら、
ぼくはネコにおしぼりを渡した。

そしたらネコは フフン って顔をして、

 ドナルドさんはね、魚なんだよ!

と口をグイグイぬぐいながら教えてくれた。

ぼくは いつの間に魚を飼ったんだ? ってつぶやきながら、
いつの日かネコがきんぎょ鉢で飼っていた、
ワカサギのてんぷらを思い出していた。


そんなエピソードを忘れかけたある日、
ドナルドさんの正体を知ることとなった。
テレビの釣り番組に映し出されたドナルドさんは、
ドナルドソンニジマス。
1メートル以上に育つらしい。

確かに、魚だった。
| ぼくのネコ | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |